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著書

  • 『ひたすら眺めていたシベリア鉄道』(私家版)
  • 『日本懐かし駅舎大全』(辰巳出版)
  • 『鉄道黄金時代 1970s──ディスカバージャパン・メモリーズ』(日経BP社)
  • 『国鉄風景の30年―写真で比べる昭和と今』(技報堂出版)
  • 『全国フシギ乗り物ツアー』(山海堂)

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2009-06-26

チンクェテッレ: 5か所・札所巡り

 本格的なバカンスシーズン前とはいえ、夏の週末のチンクェテッレはすさまじい混雑であった。
 イタリア語、英語、ドイツ語、スペイン語、日本語を話す観光客が5つの町を周遊するのに加えて、週末を海水浴で過ごすイタリア人の家族連れで、そこはまるで江ノ島であった。しかも、カンカン照り。

リオマッジョーレ

 1日目は午後から船に乗り、5つの町を海から眺めたのちに、モンテロッソ・アル・マーレとヴェルナッツァに上陸。2日目は鉄道で残りの3つの町、コルニーリャ、マナローラ、リオマッジョーレを巡った。

 10年も前に来ていれば、だいぶ様子は違っていたんだろうなあと思いつつ、レストランや土産物屋が並ぶ狭い道を歩くわれわれであった。

マナローラ

 それにしても、数が5つというのがミソである。3つだったら簡単にまわれるが、5つだとその気にならないといけない。でも、不可能ではないから、どうしてもまわりたくなる。1つだけ残すというのは、後味が悪い。
 というわけで、たぶん大半の人はスタンプラリーか札所巡りのような気分でチンクェテッレ巡りをしているのだろう。

コルニーリャ

 個人的にフォトジェニックだと思ったのは、ヴェルナッツァかな。これは、大半のガイドブックの作者も同感らしい。
 コルニーリャは、5つの町で唯一、船が立ち寄らないところである。ほかの4つが海に向けて広がっているのに対して、ここだけは丘上都市となってるからだ。駅からは大変な上りだと覚悟していたが、シャトルバスが運転されていて助かった。

 船が立ち寄らないから、少しは空いていると思ったのは誤りであった。やっぱりここも中心部は大混雑。でも、迷路のような道をたどっていくと、ひそやかな路地の奥でネコちゃん2匹に出会うことができた。このネコちゃんは、いずれお見せしたい。

ヴェルナッツァ

 そして、チンクェテッレ巡りを終えた妻の感想。
「西洋人の日本人化が進んでいる!」

 それはどういうこと? と尋ねると、答えはこうであった。
「だって、みーんなカメラを持っているのよ。暇があれば写真を撮っているし、船のなかでも身を乗り出して写していたでしょ。さっきのアメリカ人らしい若い女性3人組なんて、みんなニコンの一眼デジカメを持っていたよ」

モンテロッソ・アル・マーレの粋な教会

 確かにそうである。デジカメになって、気軽にシャッターが切れるようになったためか、誰もがところかまわずパチパチやっている。
 レストランで食事の写真を撮っているなんて、以前は日本人くらいだったが、最近では西洋人もよくやっている。そして、9割以上が日本製のカメラというのも、なにか不思議な感じなのである。

 パルマで別れたBo氏から、「この夫婦は、記念写真を撮るわけでもなく、好き勝手にお互いが町の写真を撮っている」と笑われたので、妻としてはその反論の意味も含めて西洋人を観察したのだろう。
 大発見の陰には、コンプレックスがつきものなのである。

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