伊香保温泉・急ぎ足で初訪問
草津と伊香保といえば、北関東の伝統的2大温泉場であることに異論の余地はないだろう。
亡くなった祖父母も、なんとか講だの老人会だのと、しょっちゅう草津や伊香保に行っていたようだ。
ところが、私は今まで、そのどちらも行ったことがない。それは旅する葦(いま思いついた名前!)として名折れだというわけで、先週の連休に妻を引き連れて初訪問を遂げてきた。
当初は、どこかの温泉で1泊しようという話だったが、生来の怠け者体質なため、最後まで予約をするのが面倒くさく、結局ガイドブックも持たずに日帰り旅に出かけたというわけだ。

新幹線と在来線と路線バスを乗り継ぐ優雅な(と本人は思っている)行き当たりばったりの旅。バスターミナルに着いたら目の前にロープウェイがあったので、高いところに登るのが好きなわれわれは、すぐに乗車。
早い話が最初から乗り物三昧になってしまった。

天気はいいのだが、赤城降ろしがビュービュー吹いて、しかも花粉もかなり飛んでいる気配。有名な公共露天風呂に入ったのだが、ぬるめの湯なもので、さすがに暖まらない。
ここでは飲泉もできるというので飲んでみると、これが鉄分たっぷり。
われわれのあとにやってきた若い女性は、一口含むなり、、「まずい!」と声を上げていた。
落ち着いて休憩する場所も少なく、結局、有名な階段をあたりをうろうろして、温泉まんじゅうを食って、たこ焼きを食って、早々に引き上げてしまった。
やっぱり、ここは日帰りであわただしく過ごすところではなく、のんびりと宿泊すべきところだと納得した次第である。

晩飯は高崎。西口の再開発が終わって、なかなか趣味のいい通りができているのは知っていた。ファッションの店、食べ物の店など、ちょっといい店が建ち並んでいるのである。
再開発というと、どこか安っぽく、下品になりがちだが、ここ高崎西口はかなりの成功例ではないかと勝手に評価している。以前来たときは平日の夕方だったので、若い人たちが元気に行き来しているのを見た。昨今の地方都市には珍しい活気を感じたのである。
……と能書きは置いといて、ちょっとおしゃれな居酒屋でたらふく食って帰ったわれわれであった。
最後の写真は、高崎市内で見かけた石材店の手押し軌道跡。
道を歩いていたら、妻に先に見つけられてしまった。
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