浅草:ちょっと怖い「被官稲荷神社」
先週末は浅草ビューホテルで小学校の同期会があった。
3年ぶりに開かれたもので、ついつい盛り上がって三次会まで出席。メインの会が夕方5時に始まり、家路についたのが11時だから6時間飲み続けたわけだ。最後のあたりはほとんど記憶がないのだが、みんなに迷惑をかけなかったか心配である。
さて、その同期会の前に、観光客で賑わう観音様(浅草寺)にお参り……をせずに、その脇にある浅草神社を訪問。実は、観音様は戦災(空襲)で焼けたのだが、浅草神社は奇跡的に焼け残り、こちらが重文となっているのだ。
三社様こと浅草神社は、観音様の御本尊を隅田川で網にかけたという漁師の兄弟と、それが観音菩薩像だとして安置することを決めた人の3人を祀ったものである……と小学校で習った。
いまではきれいなウェブサイトもあり、「巫女の独り言」というブログまであるから驚きである。
実はこの日、それなりに人が集まっている浅草神社もまた素通りして、境内の片隅にある被官稲荷神社にお参りしたのであった。ここは、知る人ぞ知る、不思議な雰囲気の神社なのである。

京都にある伏見稲荷神社から分社したとのことで、いまは浅草神社の末社であると、浅草神社のサイトに説明があった。
被官という名前なので、出世や就職にご利益があるということは、以前から知っていた。どちらも、わたしには縁もなく、必要もないものだが、ちょっとひいきにしているっていう感じかな。
稲荷神社だから当たり前かもしれないが、狐の石像が何体もあって、初めて見たときには不気味に思われた。
その日は先客が2人いたが、手ぶらで来ているところを見ると、やっぱり近所の人なのだろう。
そして、ここに来るたびに見入ってしまうのが、この狐の「お姿」である。

神社に奉納されているのだが、この「お姿」が何百体も並べられているのを見ると、ちょっとドキッとする。
夜中にこんなものが目の前に現われたら怖いなあ。
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