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2008-09-26

明石海峡・晩夏景色

 明石港と淡路島の岩屋港を結ぶ船は、淡路ジェノバラインという会社が経営している。ジェノバといえば、私がかつてイタリアの警察に捕まった町であるのが、ちょっと気になるのだが、まあ港町という連想でこういう名前をつけたのだろう。

高速船に乗り込む

 明石港を出るまでの1、2分間は、まるで家々の間を縫って走るかのよう。だが、外海に出ると本領を発揮してスピードを上げた。
 そして、明石大橋が間近に見えたところで、左舷の方向にフェリーが見えた。
 船体には大きなたこの絵がかかれている。
「おお、あれが有名なたこフェリー!」
 思わず叫んで、船内から写真を撮った私である。

たこフェリーこと明石淡路フェリー

 岩屋港からはバスで南下。洲本まで行っていると遅くなりそうなので、途中の南浦バスターミナルというところで降りることにした。案の定、そこからは明石大橋経由で神戸に戻る高速バスが出ていた。このあたりの勘は、だてに行き当たりばったりの旅をしていないと自画自賛。

 しかも、バスターミナル横には物産館や道の駅があったので、有名だという淡路産のたまねぎやら、にんにくやら、唐辛子やらを買い込んだ。妻は、明日やってくる母(つまり私の義母)と弟夫婦にも、たまねぎを2つずつ買う。

 6個もたまねぎを持たされてひどく重いのだが、甘くてうまい「フルーツたまねぎ」というキャッチコピーにあおられた私たちである。外観は普通のたまねぎと変わらないのだが、南イタリアで出合ったトロペーアのたまねぎと似ているのかいないのか、楽しみである。

 と、ここで気がついたのだが、淡路島で1枚も写真を撮っていなかった!
 その代わりといってはなんだが、そのあとで立ち寄った洋菓子店「御影高杉」で食べたショートケーキの写真を貼りつけおく。

「御影高杉」のショートケーキ

 神戸から京都に向かう途中、阪急の御影駅で途中下車。こここでまた妻が甘いものを大量に買い込んだ。
 まあ、私にとっては阪急神戸線と京都線の特急を思う存分乗れたので、よしとしよう。
 ケーキもおいしかったしね。そうそう、土地柄か、とっても上品なおばあさまが、コーヒーを飲みながらにこやかに会話を楽しんでいる光景を目にすることができた。

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コメント

あかねさん、こんにちは!
お、そういえば三宮のそごうにもあると、ホームページにありましたっけ。

アトムズさん、御影高杉は三宮のそごうにも入ってますよ(^^)ぜひお試しください。

角之進殿、その評価でいうと4.5というところでしょうか。

ちょっと疲れていたので自信がないのですが、ほどよい甘さのクリームと、さわやかなイチゴのコラボレーションが傑出しておりましたでございます。
ただ、5の「表現できないほど」と評価してしまうには、表現することを生業としている拙者にとって、由々しき問題となりかねない故、4.5とした次第です。
でも、甘味の評価においては、角之進殿の足元にも及ばないので、ぜひ現地でお試しあれ。

アトムズさん、御影高杉はJR芦屋駅の北、徒歩15分のところにもあるそうです。
明石大橋はこれまで何度も電車から目にしていたのですが、初めて通ることができました。正式名称は明石海峡大橋なんですね。
確かに、あそこから御影まではちょっと遠いかも。

実に、うまそうなケーキですねえ。味はどうでしたか。

1、人に貰ったら食べてもいい
2、もう一度食べてもいいかな
3、もう一度食べたい
4、何度でも食べたい、自信をもって進物にしたい
5、超うまくて、表現できないほど、降参する

 私も丁度同じ様なところへ行ったとこなので、興味深く拝読致しました。mixiには書きましたが、ブログにももうすぐ転載するつもりです。たこフェリーは私もこの度初めて見て鮮やかなイラストに感激致しました(^^)。
 御影高杉って阪急御影にあるのですか?神戸の東部では有名らしいのですが、私、まだ行ったことがないのです。一度、食べてみたいと思っているのですが、明石海峡大橋入口近くに住む私にとって東灘は同じ市内とは言え、かなり労力いります(^_^;)。

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著書

  • 辞書には載っていない⁉ 日本語[ペンネーム](青春出版社)
  • 社会人に絶対必要な語彙力が身につく本[ペンネーム](だいわ文庫)
  • 『ようこそシベリア鉄道へ』(天夢人)
  • 『定点写真でめぐる東京と日本の町並み』(青春出版社)
  • 『日本懐かし駅舎大全』(辰巳出版)
  • 『鉄道黄金時代 1970s──ディスカバージャパン・メモリーズ』(日経BP社)
  • 『国鉄風景の30年―写真で比べる昭和と今』(技報堂出版)
  • 『全国フシギ乗り物ツアー』(山海堂)
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