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2008-07-08

ワイン街道をゆく:カルダーロ

 6月30日未明、ボルツァーノは激しい雷雨に見舞われた。そのためかどうか知らないが、無線LANは使えなくなり、なぜかそれまで使えていた電話線経由のメール送受信もできなくなってしまった。

 締切りを迎えた仕事を日本に送信できず、ヒジョーにあせった私である。やむなく、翌朝早くに都心の高級ホテルに出向いて、30分間2ユーロの定価(たぶん)で宿泊者向けの無線LANを使わせてもらった。

カルダーロにて

 そんな「事件」があって精神的に疲れたので、最終日はのんびりとミラノの空港に向かおうかとも思ったのだが、仕事を無事に送信し終えたら、急に元気が出てきた。天気も急速に回復してきたし。

 ボルツァーノ駅を午後3時発の列車に乗れば、ミラノ発の飛行機に十分間にあう。そこで、ボルツァーノ南西に広がる通称ワイン街道を訪ねることにした。
 行き先は、ワイン街道沿いにあるカルダーロ(Caldaro)という町。ボルツァーノからバスで40分ほどのところにある。

カルダーロの中心の広場

 途中から、バスの車窓には一面のぶどう畑が広がり、若葉が目にまぶしい。
 カルダーロは、まるでぶどう畑に囲まれような場所にある町だ。山から続く斜面には、点々と集落があり、教会の尖塔が見える。
 イタリアではもっぱら町なかをうろつき回るのを旨としている私ではあるが、こんな風景にはさすがに心洗われる思いがする。

 そして、こんな町にもドイツ人団体観光客が何グループもやってきていて、ワイナリーのなかに吸い込まれていった。
 私はどうかといえば、立派なワイナリーに気押されてしまって、入口を見ただけでやめてしまった。そもそも、気に入ったワインがあっても、液体を機内に持ち込めないものだから、ここで買って帰るわけにもいかない。せめてワイン博物館というのを見ようかと思ったが閉まっていた。

カルダーロ周辺の小さなワイナリー入口

 そうなると、あとは帰りのバスの時間まで周辺の集落をぶらぶらと歩くだけ。こちらのほうには観光客の姿もなく、マイペースで巡ることができた。
 そして、今回のイタリア旅行をしめくくるにふさわしく、厳しい日射しは痛いほど肌に降り注ぐのであった。

【2008年北イタリア旅行記「現地編」・完】
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というわけで、帰国後1週間あまりにして、ようやく「現地編」を終えることができました。お付き合いくださり、ありがとうございます。
なにしろ、1日に平均2つの町をまわったので、それを記録するだけで大変でした。実は、まだほかにも行った町があるのですが、それはネコ写真や旅の感想を含めて、気が向いたら「総集編」で紹介します。

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イタリアの旅 北から南まで」カテゴリの記事

コメント

N店長、ごぶさたしています。
このあたりは白ワインがいいですね。寒暖の差が激しいからいいのだとか。
暑い日に、キリリと冷やした白ワインは最高でした。
ワインを預ける荷物に入れればいいのですが、途中で割れてもいけないので、結局断念。空港の免税店(ここで買うぶんには機内に持ち込める)で買うにとどめました。

アトムズさん、たぶんそのホテルの宿泊者も有料で使っていたのでしょう。
私がボルツァーノで泊まっていた(つまり、使えなくなっていた)ホテルは珍しく無料でした。
1時間6ユーロは高いですね!
今回の旅行で泊まったホテルでは、1日使い放題5ユーロとか、1時間3ユーロという感じでした。

ikeさん、仕事は小さなもの1つだけで、いつでもできると思って最終日まで持ち越してしまいました。
まさか、そこでトラブルが起きるとは……。
無線LANだと、部屋の工事をしなくてもいいので、導入が簡単なんでしょうかね。規格の名前(だったと思う)である「Wi-Fi(ワイファイ)」というとすぐに通じるようです。

ワイン街道いいですね・・・イタリアのワイン産地はバローロとバルバレスコしか行っていませんが、北のこの辺がいいモノが出来るようですね。

堪能してください、しかし、買って帰れないのは残念ですね・・・

 30分2ユーロだと、まあまあ良心的ですね。宿泊ホテルでさえ1時間6ユーロでしたから。日本は無料のところが多いので、恵まれているのかも。

 私も猫写真、楽しみにしています。

同じ部屋の同じ電話回線なのに、ネットに接続できるときとできないときがある。不思議です。このイタリア的な気まぐれにはずっと苦労させれらました。
最近は無線LANサービスを提供する宿が多いようですが、それもイタリア的だったんですね。

それにしても、お仕事を抱えながらの実況中継、お疲れ様でした。
猫写真、楽しみにしてます。

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