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2008-07-06

保養地の賑わい:メラーノ

 最後の宿泊地ボルツァーノには2泊するので、ちょっとゆったり気分である。
 ホテルも町はずれにあって、窓からは斜面のぶどう畑やオーストリア国境に向かう列車が見える。
 29日は日曜日ということもあって、ゆっくり起きて行き先を考えた。

 行き先は3か所ほど考えていたのだが、日曜日だからバスも列車も本数が少ない。そのなかで、一番便利そうなところということで、10時35分にボルツァーノを出る列車でメラーノ(Merano)を目指すことにした。

パッシリオ川沿いの広い歩道

 正直な話、メラーノはあまりにも有名な観光地であるがゆえ、いま一つ食指が動かなかったのだが、この際しかたがない。

 メラーノまでは約40分の行程である。途中、ぼんやりと車窓を眺めていると、「次はポスタル」というイタリア語の車内放送があった。
「何か郵便局の施設でもあるのかな」と思っていると、続いてドイツ語で「ブルクシュタル」と放送があった。そして、着いた駅名票には「Postal/Burgstall」と記されているではないか。
 ドイツ語の名前を、聞いたままイタリア語のそれらしき単語に置き換えたのだろう。北海道のアイヌ語地名を日本語の漢字に当てたようなものか、なんて思ったのであった。

パッシリオ川

 さて、肝心のメラーノであるが、さすがに5つ星のホテルがある大保養地である。町は、完全にドイツ系じじばば観光客に占領されていた。
 下流でアーディジェ川と合流するパッシリオ川が町の中央部を貫いているが、その川岸の広い遊歩道はかなりの人出であった。
--このじじばばたちは、こんな日射しの中を歩いていて大丈夫なのか?
 そんな心配をよそに、みんな元気でアイスクリームなんかを頬張っている。私のほうが先にダウンしそうであった。

メラーノ全景

 暑さにくらくらしてきたので、そのまま小さな旧市街を歩いて帰ろうと思ったときである。道端の観光地図を見て、町を一望できる丘の上の散歩道があることを知った。

 暑くてたまらないが、高いところがあると登らなくては気が済まない性分である。汗びっしょりになりながら裏山を登っていった。そのとき撮ったのが、この最後の写真である。

 この一見、雑然とした賑わいの町も、ウインタースポーツの季節には近くのスキー場の一大ベースキャンプとなるのだろう。冬に訪れれば印象もまったく変わっているに違いない。

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コメント

メラーノは、ゆっくり腰を落ち着けて、周辺を散策するのがいいようです。
やっぱり、じじばばになってから行くのがいいのかも。

 駄菓子さん。10日間とは思えぬ訪問数ですね。メラーノはガイドブックで見て興味をそそられたのですが、コルティナへ行ってしまったので、結局、行けず終いで心残りとなっている街です。
 写真からは涼しげな避暑地の空気が漂って来るのですが、実は酷暑だったのですね。

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