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2008-06-24

予想外の賑わい:チヴィダーレ

 ゴリツィアからウーディネまでは列車で約30分。エアコン付きで乗り心地も快適な3両編成の「ミヌエット」電車で疲れをいやした。

チヴィダーレの中心の広場

 ウーディネ駅前のホテルにチェックインして、次に向かったのはそこから私鉄で30分弱のチヴィダーレ(Cividale)・デル・フリウリという町。
 なかなか歴史的に見どころのある町で、古くはケルト人(といわれている)住居跡、ランゴバルド公国をしのぶよすがも多い。

 私鉄のウーディネ・チヴィダーレ線は日曜日も大半の列車が運転されている。南部の私鉄とは大違いだ。
 終点のチヴィダーレ駅は今年新装なったばかりという。だが、奥にあった古い駅舎のほうが数段味があると感じたのはわがままな旅行者の印象である。

ウーディネ・チヴィダーレ線の新車

 こぢんまりとした町で、中心部の古風な広場にたたずんで昔を思う……はずだったのだが、なんと日曜日で骨董市(というよりボロ市か)が立っていた。
 ウーディネや近郊から来たらしき人で町はごったがえしている。カフェテラスは満員。強い日射しとあいまって、頭がまたくらくらしてきた。
 さすがに、日なたのテラスは最初の写真のように空いていたが。

悪魔の橋

 でも、ナティゾーネ川の不自然なほどに澄んだ緑色は印象的。上の写真は、川を渡る「悪魔の橋」(Ponte del Diavolo)である。
 また、このあたりの教会の鐘楼はほとんどがヴェネツィア風。車窓からは、サンマルコ広場のあの鐘楼とうり二つのものも見かけた。

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イタリアの旅 北から南まで」カテゴリの記事

コメント

leoさん、すいません。また中部は先送りになってしまいまして。もう少し時間が長ければいけたんですけど……。
でも、次回こそは、トスカーナやラツィオの田舎町にも行きたいと思っています。ホント!

がっちゃんさん、こんにちは
ミラノのドゥオーモの正面は、まだ一部にカバーがかかっていましたよ。
ウーディネはよかったなあ……ぜひ次の機会にどうぞ。
旅行記は帰ったら拝見しますね。イタリアのホテルの無線LANはまだ遅くて、ちょっといらいらします。

あら、いまイタリアですか?
今回は北の旅でしょうか。
中部イタリアにはいつ?

お久しぶりにおじゃまします。
ミラノのドゥオーモようやく改修工事終わったんですね。ここしばらくずっと覆いがかかってたんですけれど、やっぱりミラノとなると、修復も早い?
ゴリッツィア県、去年トリエステまで行ったとき、ウーディネにまで足を伸ばそうかどうしようか迷ったのですが、ヴェネツィアで荷物を降ろすときに腰を痛めて依頼、ずっと腰痛が続いていたのでパスしちゃいました。
私の方はプーリアから帰ってきたばかりです。
今南イタリア旅行記をアップしているので、またよかったら遊びにいらして下さい。

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著書

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  • 『ようこそシベリア鉄道へ』(天夢人)
  • 『定点写真でめぐる東京と日本の町並み』(青春出版社)
  • 『日本懐かし駅舎大全』(辰巳出版)
  • 『鉄道黄金時代 1970s──ディスカバージャパン・メモリーズ』(日経BP社)
  • 『国鉄風景の30年―写真で比べる昭和と今』(技報堂出版)
  • 『全国フシギ乗り物ツアー』(山海堂)
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