『国鉄風景の30年』から(その1)
世の中は連休というものが、そろそろ始まっているようだ。
そこで、このブログでも、特別連休企画(?)ということで、拙著『国鉄風景の30年』から2回にわたって、30年の移り変わりを示すシーンをお届けしたい。
えっ、単なる販促じゃないかって?
……あー、うー……(以下略)
なにはともあれ、今回は東京付近の国鉄風景2題である。
最初の写真は、上野駅の地平ホームの比較。
モノクロ写真は1975(昭和50)年の上野駅20番線ホーム。常磐線の普通列車らしき客車が止まっている。
われながらいい雰囲気の写真だ。19歳の少年が撮ったとは思えないシブい構図である。
18~20番線ホームは、新幹線工事のために廃止され、現在は同じ場所に自動改札機が並んでいる。

次の写真は立川駅の南武線ホーム。
ここ10年ほどで、駅もその周辺も大変貌を遂げた。
まずは、1973(昭和48)年の姿。
懐かしい焦げ茶色の73系電車が発車を待っている。発車ベルが鳴り、階段を駆け上がる乗客。それを確認する駅員。これまたシブさ満点の構図といえよう。
現在は、ホームの上に人工地盤がつくられ、まるで地下ホームのようになってしまった。
電車は、ステンレス製の205系に変わっている。

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【正誤表・その1】
・81ページ上写真のキャプション
「昭和62年に製造されて」は「明治20年に製造されて」の誤り。なぜ、こんな間違いが起きたかといえば、西暦年をくらべてみると……。すいません。
・131ページ(山海堂版のみ)写真の撮影年
「昭和51年」→「昭和48年」
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