『国鉄風景の30年』
自著の宣伝です (^^;;
とうとう復刊しました。『国鉄風景の30年』。「写真でくらべる昭和と今」という副題が付いているように、私が学生時代に撮りだめていた鉄道風景の場面を再訪し、できるだけ同じアングルで撮影して比較したものです。
いわゆる定点写真というやつ。
じつは、昨年11月末に山海堂という出版社から発売されたのですが、なんとその版元が12月3日に倒産、そのまま解散してしまいました。
この出版社にはそれまで4冊ほど鉄道関係の本を出してお世話になっていたので、非常に残念なことです。
その後、おかげさまで縁あって、今回の技報堂出版からの復刊(再版)となりました。
しかし、昔をしのぶ内容も去ることながら、刊行直後に版元倒産というドラマ(?)がウケたのか、1月11日(覚えやすいゾロ目の日)の日本経済新聞朝刊には、なんと文化面にデカデカと顔写真入りで紹介され、信じられないほどの大きな反響を受けました。
その後、週刊朝日2月22日号(これもゾロ目の日付)のグラビアにも7ページにわたってカラーで紹介され、「ああ、いま手元に本があれば、ヒジョーに売れるのに」と、切り干し沢庵ならぬ切歯扼腕しておりました。
まあ、そんな内輪の話はともかく、お手にとってごらんくだされば幸いです。
日本全国をまわっていますので、「うちの近くの駅だ」「故郷のそばだ」ということがあるかと思います。
なお表紙に見えるのは、左側が清水港線(いまは廃止)の三保駅(静岡県)、右側が筑豊本線鯰田駅(福岡県)の今昔です。
(発行:技報堂出版、著者:二村高史、定価:1600円+税、初版発行:2008年3月25日、ISBN978-4-7655-4458-0)
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ikeさん、ご注文ありがとうございます。
イタリア鉄道版ですかあ……Sud-Est鉄道ならできるかも!
買う人がどれだけいるかわかりませんが。
日本の町並みは新旧の対比がおもしろいんですが、イタリアの場合はあまり変わりませんよね。
もちろん、それがいいんですけど。
投稿: 駄菓子 | 2008-04-09 00:17
先ほど発注しました。
このブログでも、各地の過去と現在の写真を拝見させてもらってますが、対比がおもしろいですよね。
あと、イタリア版鉄道ものも期待してます。
投稿: ike | 2008-04-07 13:07