膳所:旧東海道その1
彦根からまっすぐ東京に帰れば早いのだが、それもつまらないと思い、ちょっと引き返してぶらぶらすることにした。
そこで思い立ったのが、京阪電鉄の石山坂本線。
「いしやまざか本線」ではなく、石山と坂本とを結ぶ「いしやま・さかもと線」である。
小型車両の2両編成が往復する軌道線で、浜大津駅付近では路面も走る。
浜大津付近は以前に来たことがあるので、今回はそのときに気になった膳所本町(ぜぜほんまち)駅あたりを散歩することにした。
膳所本町は、東海道本線の膳所駅に近い京阪膳所駅から2つ目。
本町というくらいだから、古い町並みが残っているだろうと勝手に想像したわけである。
で、行ってみてびっくり。
不勉強にも、ここに旧東海道が通っていたことを知らなかった。
春雨の降るなか、昔をしのばせる狭い道と、その両側のところどころに建つ古い家々は、なかなか味わい深いものだった。

それにしても、この写真の「魚釣道具 結納」とは、なんなのだろうか?
結納というものをもらったことも贈ったこともないので、魚釣り道具とどういう関係があるのか、私にはわからない。
それとも、単に両方を扱っているということだけなのか。謎である。
まあ、ひたすら足を使って歩き回り、不思議なものを見ては頭をひねるのが、旅の楽しさでもある。

下の写真は味噌屋。
「山」を示す「八」の下に、「糀」という字をあしらった商標がゆかしい。
« 彦根の町並み | トップページ | 膳所:旧東海道その2 »
「ニッポンブラタカシ(東京、沖縄以外)」カテゴリの記事
- 水海道の町並みをぶらぶら(下)(2022.06.15)
- 水海道の町並みをぶらぶら(上)(2022.06.13)
- 水戸街道 取手宿の残り香(2022.06.12)
- 取手の飛び地、小堀(おおほり)をぶらぶら(2022.06.10)
- 利根川の小堀(おおほり)の渡しに初乗船(2022.06.07)
「鉄道、乗り物」カテゴリの記事
- 利根川の小堀(おおほり)の渡しに初乗船(2022.06.07)
- えちぜん鉄道 小舟渡駅の絶景(2022.04.25)
- 福井鉄道にちょい乗りしてちょい撮り(2022.04.23)
- 美しき越美北線の車窓(2022.04.22)
- 福井駅前はまだまだ変貌中(2022.04.14)
コメント