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2008年3月の4件の記事

2008-03-29

金沢・武蔵が辻 今昔

 空襲から逃れて、昔のままの姿だと思われている金沢だが、行くたびに古い家が少なくなっているのに気づく。
 とくに、金沢駅から武蔵が辻に至る1キロほどの変化が激しい。
 そして、さらに武蔵が辻の交差点には、大きなビルの工事中である。

武蔵が辻

 すでに、今も新しい町のように見えるこのあたりだが、さらに2、3年もすると、すっかり変わっているんだろうなあ。
 そして、そこに隣接して、観光客でいっぱの近江町市場も姿を変えるに違いない。

武蔵が辻・近江町市場入口

 今は当たり前に見える風景も、2、3年後には記憶のかなたに去っていき、二度と帰らないのである。
 まあ、そんなヒマなことを考えている人はほとんどいないだろうけど。

安江町あたり

 最後のこの写真は,おまけショット。
 いまから約30年前の安江町付近。学生時代にたまたま撮った写真だ。武蔵が辻から100~200mほど金沢駅寄りの地点だと思う。いま、ビルやマンションが林立しているあたりだ。
 こうした町家はずいぶん少なくなった。こんな町並みを見たければ、高岡に行ったほうがいいかもしれない。

2008-03-28

金沢の商家・商店いろいろ

 今回は、金沢市内を散歩したときに見た木造家屋のうち、商家・商店のいくつか。
 最初の写真は、東別院(東本願寺金沢別院)の近くにある食堂「たきや」。かつては、左の家と連続していたのではないかと思われる風情である。
 このあたりは、地味ながらも観光コースではあるので、この家もよく紹介されているようだ。

食堂「たきや」

 次は、そこから北に約400メートルほど。笠市町でたまたま見かけた「天狗牛肉 中田笠市店」である。
 家自体はそう珍しいつくりではなさそうだが、何といっても、この看板がファンキー。
 といっても、金沢で天狗牛肉は有名らしく、このマークのトラックが走っているのをよく見た。

天狗牛肉 中田笠市店

 金沢の繁華街の一つ、武蔵が辻の金沢駅寄り、武蔵町で見た「能村屋舗」という看板のある建物。
 この付近の表通りは、すっかりビルが立ち並んでしまったが、まだ裏通りに入ると、こうした風格のある建物がぽつりぽつりと残っている。

能村屋舗

 最後は、観光コースから外れて、金沢駅から真南の方向にある、その名もゆかしき長土塀という名の町にて。
 店が閉まっているのでわからないが、薬もたばこも売っている。切手も売っているようである。つまり、雑貨屋か。
 それにしても、この鋭角はなんだ。けっしてレンズのいたずらではなく、鋭角にまじわっている道路の角に、こうして何十年も建っているのだろう。 

長土塀の雑貨屋
   空襲がなかった町というのは、これほどまでに散歩が楽しいものなのか。つくづくと、戦前の東京を歩いてみたかったと思う今日このごろである。

2008-03-24

金沢・寺町ひとめぐり

 金沢散歩の続きである。すでに2週間もたってしまったが……。
 金沢には何度も訪れておきながら、寺町まで足を伸ばしたのは恥ずかしながら今回が初めてである。
 寺町はその名の通り、もうこれでもかというばかりに寺が集中している町である。
 市中心部の香林坊から見ると犀川の対岸、川岸から一段高くなった台地の上にある。

寺町から犀川対岸を見おろす

 犀川大橋を渡り、野町広小路を左折して寺町に至るバスも頻繁に通っているし、クルマで行くなら、犀川大橋の上流に架かる桜橋を渡り、対岸に渡ったところで右折あるいは左折して坂を上るのもいいだろう。
 だが、徒歩で行くならば、桜橋を渡りきったところにある階段を登るに限る……って、たまたま見つけただけなもんで、偉そうに言う資格はないけどね。

 このジグザグに登る階段は、旧制四高の学生がW坂と呼んでいたんだとか。正式名称は石伐坂というそうだ。
 上の写真は、登り切ったところにある小さな展望台で撮ったものである。

寺町大通りにて

 さて、個人的に寺めぐりはそれほど趣味ではないので、昼前のひととき、ぼんやりと町歩きをすることにした。
 寺町の中央を貫く寺町大通りには、両側に木造の家屋が点在している。20年も前に来ればもっと豪快な町並みが見られただろうにと思う。

 それにしても、道の両側に古い民家・商家があるということは、かなり以前からこの通りは道幅が広かったのか。

寺町大通りの金魚・熱帯魚屋

 大通りを一歩入ると、細い道が網の目のようにめぐらされていて、静かなたたずまいである。もっとも、私の好みの町家は、もっぱら大通り沿いに多く見られた。

2008-03-13

金沢・街歩き概論

 先週末は、2泊3日で金沢滞在。ここ数年、年に1回くらいのペースで金沢にやってきている。
 私にとって金沢の魅力は、一に散歩が楽しい、二に独自の文化的な雰囲気がある、三に飲食店が充実しているということにある。
 実は、この三つの要素をすべて満たしている町というのは、なかなかないものだ。

尾張町にて

 反論を承知で独断を言うと、私にとってこの三つの要素を満たしている町のベスト3は、金沢のほか、神戸と那覇である(順不同)。
 もちろん、ほかにもいい町はたくさんあるけどね。

 さて、その金沢であるが、来るたびによくも悪くも垢抜けしてきたと感じられる。
 最初に訪れたのは30年近く前のことだが、駅前から武蔵が辻にかけての当時の写真を見ると、いまとまるで別世界である。
 古い写真では、大通りに面して間口の狭い町家が軒をならべていたが、いまではマンションが林立している。

寺町にて

 金沢全体を見ても、それは言える。
 茶屋街をはじめとした一部の地域では、町並みが保存されて観光客がどっと押し寄せているが、それ以外の地域にある町家はどんどんと姿を消しているのだ。

 まあ、それに対してとやかく言う筋合いはない。誰だって、住み心地のいい家で暮らしたいだろう。
 よそ者としては、ただひたすら、いまある風景を写真にとるのみである。
 というわけで、今回はもっぱら街歩きに徹した金沢滞在であった。
(つづく……たぶん)

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