動くピオ神父
南イタリアを旅行した人ならば、どこかで見かけたことのあるこのお方。
パードレ・ピオ、聖ピオ神父である。
ちょっと猫背で、きりりとしまった眉毛が印象的。
バスの中、ホテルの壁など、至るところに写真があり、またこのように道端に彫像がある。
南イタリアのスーパースターといってもいい存在だ。
生まれは1883年プーリア。数々の奇跡を起こして、死後に聖人に列せられた。
昨年のイタリア旅行の際、ホテルでテレビを見ていたら、動くパードレ・ピオを初めてみた。思わずデジカメを取り出してパチリ。
あまりにも神格化されているので、大昔の人のように感じていたが、亡くなったのは1968年だから、こんな動画フィルムがあっても当然だろう。モノクロだけど。

でも、まるで歴史上の人物が、突然動き出したようでビックリした。
日本でいえば、徳川家康とはいわないけれど、松尾芭蕉か明治天皇の動画フィルムを見た感じかな。
ちなみに左側がピオ神父。なかなか苦み走ったいい男である。だからこそ人気もあるんだろう。
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