浜松町の夏バテネコ2匹
夕暮れの日ノ出桟橋から、浜松町駅まで5分ほど歩いた。
蒸し暑さのなか、汗びっしょりになりながら、ようやく駅に至る階段にたどり着いたとき、植え込みの中にネコ2匹を見つけた。
さっそく、かばんに隠し持っているデジカメをそっと取り出し、スイッチオン。
でも、ここからが大変である。
「怖がらせないように近づかなくちゃ」
ところが、ネコはちっとも警戒している様子がない。それどころか、近寄っても目をつぶってしまう。
すぐ前に立ってカメラを構えたのだが、気にする様子がない。
「人に慣れているのかな」と思ったが、そうでもないらしい。どうやら動くのが面倒なのだ。
確かに、今年は暑い日が続いた。ネコだって夏バテしたのだろう。

1匹だったら心配だけど、2匹そろって夏バテしているのなら、なんとなく安心である。
それにしても、ネコは夏涼しいところをよく知っていて、冬温かいところをよく知っているというが、あんなコンクリートや石の上で暑くはないのか。
それとも、それを判断する気力も失せたのか。あるいは、本当にそこが涼しいのか。私は寝てみなかったのでわからない。
翌日(実は昨日)は、雨も降ってだいぶ涼しくなった。2匹のネコも少しは楽になっただろう。
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