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2007-04-21

夜型党宣言

 明日は、4年に1回の統一地方選。私にとって、この直前は4年に1度のつらい時期でもあるのだ。
 というのも、朝も早くから次々に選挙カーがやってきては、大声で名前を連呼していくからだ。夜遅くまで仕事をすることの多い私は、熟睡できないままその声に起こされてしまうこともたびたびである。

 国会議員選挙や知事選挙ならば、立候補者が少ないから、めったに選挙カーがやってこない。だが、何十人という候補者が入れ代わり立ち代わりやってくる区議会選挙は悪夢なのである。

三田にて(本文とは関係ありません)

 以前、行きつけの喫茶店で、マスターのお姉さんである女性にそんなグチをこぼしたことがある。すると、彼女は一言。
普通の人は、ちゃんと朝起きてるのよ」

 まあ、私が相手だから、冗談半分でそう言ったのだろう。こちらとしても、言い合いをしても始まらないので、反論する代わりに苦笑いをするしかなかった。

 でもね、と私は思うのだ。昼間にできないからといって、夜に仕事をまわしてしまう私のようなグータラは別として、世の中には夜に仕事をしなくてはならない人だってたくさんいるだろう。
 人びとの足となる鉄道員や航空関係者、遠くから食べ物や日用品を届けてくる長距離トラックの運転手、私たちの生命を守る医療関係者、そして警備員、保守作業員、などなどいくらでも夜仕事をしている人はいる。

 朝起きる「普通の人」が、時間通りに安全に電車に乗れるのも、いつでもコンビニで好きなモノが買えるのも、急病になって救急車を呼び出せるのも、そんな人たちがいるおかげである。
 そんな人たちは、朝早くからやってくる選挙カーをどう思っているのだろうか。

 立候補者にとっては、そんな人たちに気を使っていたら選挙に通らないんだろうけどね。多数の「普通の人」を相手にしたほうが票になるから。
 となると、夜型人間が団結して「日本夜型党」でも作って、人びとの認識を変えないといけないかもね。マニフェストは、「午前中の選挙カー禁止」。

 私の仕事は、幸いにも夜やらなきゃならないというわけでもない。だから、夜型党を作る代わりに、選挙運動の期間中は自主的に防衛手段を講じている。生活パターンを変えて、朝早く起きるようにしているだけだけど。

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コメント

アトムズさん、Takeさん、こんにちは
効果があると思うからやるんでしょうが、ただ名前連呼では逆効果だということが、そろそろわかってくる時代だと思うんですけどね。
実は、うちは文京区と豊島区の境界にあるので、両方の区の候補者がやってくるようです (^^;;
ま、これであと4年は安泰ですが。

駄菓子さん、ご無沙汰です。
選挙カー禁止、でな無く、移動中のPR禁止にしたらいいかと思います。
移動中にPRしたいがために、数秒で相手に伝えるために、結局は名前の連呼になってしまうなら、移動中は黙って動き、辻辻で遊説する。
遊説先の辻にぶつかった人は災難かもしれないけれど、それはまぁ何度もないでしょうから、だいぶ静かになるし、何よりヴィジョンがない人は立候補できなくなると思います。
あとは1週間の選挙期間中に3回ほど、全候補者による討論会を開催し、市のホープページに掲載するなども、そこに力を入れなくなるから無駄な選挙カーはなくなるでしょうね。

名前の連呼の人は、絶対にいれたくないと思ってしまいます(笑)


PS
旅先の素敵な写真を撮りたいがためにディヂタル一眼レフ買っちゃいました(笑)

 駄菓子さん、私の様な福祉関係者も夜勤があります。人にはそれぞれの生活時間があるのですから、昼間は人は寝ていないと考えるのはやめて欲しいですよね。一昨日、新宿のホテルに泊まりましたが、選挙カーがうるさくて、今頃何の選挙だ?と思ったら、東京は地方選挙が今日だったのですね。

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著書

  • 辞書には載っていない⁉ 日本語[ペンネーム](青春出版社)
  • 社会人に絶対必要な語彙力が身につく本[ペンネーム](だいわ文庫)
  • 『ようこそシベリア鉄道へ』(天夢人)
  • 『定点写真でめぐる東京と日本の町並み』(青春出版社)
  • 『日本懐かし駅舎大全』(辰巳出版)
  • 『鉄道黄金時代 1970s──ディスカバージャパン・メモリーズ』(日経BP社)
  • 『国鉄風景の30年―写真で比べる昭和と今』(技報堂出版)
  • 『全国フシギ乗り物ツアー』(山海堂)
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