« 2007年3月 | トップページ | 2007年5月 »

2007年4月の3件の記事

2007-04-26

青葉繁れる飯田橋・富士見町

 皇居は別格として、東京の都心には意外に緑が多いものである。
 ここ飯田橋・富士見界隈も春本番となり、緑が濃くなってきた。

富士見の緑

 旧江戸城の外堀の内側に残る、数少ない板壁の家々も健在。
 コンパクトデジカメで写真を撮ろうとしたら、クロネコが手前を横切っていった。
 このクロネコなら、「縁起が悪い」とは言わないか……。

2007-04-21

夜型党宣言

 明日は、4年に1回の統一地方選。私にとって、この直前は4年に1度のつらい時期でもあるのだ。
 というのも、朝も早くから次々に選挙カーがやってきては、大声で名前を連呼していくからだ。夜遅くまで仕事をすることの多い私は、熟睡できないままその声に起こされてしまうこともたびたびである。

 国会議員選挙や知事選挙ならば、立候補者が少ないから、めったに選挙カーがやってこない。だが、何十人という候補者が入れ代わり立ち代わりやってくる区議会選挙は悪夢なのである。

三田にて(本文とは関係ありません)

 以前、行きつけの喫茶店で、マスターのお姉さんである女性にそんなグチをこぼしたことがある。すると、彼女は一言。
普通の人は、ちゃんと朝起きてるのよ」

 まあ、私が相手だから、冗談半分でそう言ったのだろう。こちらとしても、言い合いをしても始まらないので、反論する代わりに苦笑いをするしかなかった。

 でもね、と私は思うのだ。昼間にできないからといって、夜に仕事をまわしてしまう私のようなグータラは別として、世の中には夜に仕事をしなくてはならない人だってたくさんいるだろう。
 人びとの足となる鉄道員や航空関係者、遠くから食べ物や日用品を届けてくる長距離トラックの運転手、私たちの生命を守る医療関係者、そして警備員、保守作業員、などなどいくらでも夜仕事をしている人はいる。

 朝起きる「普通の人」が、時間通りに安全に電車に乗れるのも、いつでもコンビニで好きなモノが買えるのも、急病になって救急車を呼び出せるのも、そんな人たちがいるおかげである。
 そんな人たちは、朝早くからやってくる選挙カーをどう思っているのだろうか。

 立候補者にとっては、そんな人たちに気を使っていたら選挙に通らないんだろうけどね。多数の「普通の人」を相手にしたほうが票になるから。
 となると、夜型人間が団結して「日本夜型党」でも作って、人びとの認識を変えないといけないかもね。マニフェストは、「午前中の選挙カー禁止」。

 私の仕事は、幸いにも夜やらなきゃならないというわけでもない。だから、夜型党を作る代わりに、選挙運動の期間中は自主的に防衛手段を講じている。生活パターンを変えて、朝早く起きるようにしているだけだけど。

2007-04-06

四ツ谷駅前交差点の春

 風邪を引いて3、4日寝込んでいるうちに、東京の桜は満開となり、散りはじめてしまった。
「三日見ぬ間の桜」とはよく言ったもので、桜はすっかりと姿を変えていたのである。ま、しょうがないか。

四ツ谷交差点

 5日は久しぶりに外出。
 まだまだ病み上がりだったが、晴れた日に外を出歩くのはやっぱり気持ちがいい。
 見慣れた風景も新鮮に見えてくるから不思議だ。
 きのう5日は、春にしては空気が澄んでいたしね。

 外堀の桜の一部が、右手奥にちらりと見えている。

« 2007年3月 | トップページ | 2007年5月 »

著書

  • 社会人に絶対必要な語彙力が身につく本[ペンネーム](だいわ文庫)
  • 『ようこそシベリア鉄道へ』(天夢人)
  • 『定点写真でめぐる東京と日本の町並み』(青春出版社)
  • 『日本懐かし駅舎大全』(辰巳出版)
  • 『鉄道黄金時代 1970s──ディスカバージャパン・メモリーズ』(日経BP社)
  • 『国鉄風景の30年―写真で比べる昭和と今』(技報堂出版)
  • 『全国フシギ乗り物ツアー』(山海堂)
無料ブログはココログ

.