大賑わいのアルベロベッロ
バーリからアルベロベッロへは私鉄Sud-Est線で移動の予定だったが、少し前から日曜日は全面運休になったそうな。
バーリ駅裏から代行バスが1日に4本出ているというので、それを利用することにした。
アルベロベッロは、1982年以来、4回も行っている。当初は、なんとか行かずにすまそうと密かに画策したのだが、やはりツアー参加者……もとい同行者の要望が多く、5回目の訪問となった。
アルベロベッロは、とくに日本人に人気の町である。どれだけ人気かというと、とある旅行質問サイトにこんな質問があったことからも想像がつくというものである。
--初めてイタリアに行くのですが、ツアーを探しています。行きたいところは、トレビの泉と真実の口、アルベロベッロの3か所です。
言うまでもなく、前の2つはローマの市内にある超有名観光スポットだ。
そんなわけで、失礼ながら、かなり食傷気味のアルベロベッロだったが、今回はちょうどお祭りの最中ということで、これまでとは違った雰囲気を味わうことができた。
また、現地在住のNさん夫妻のおかげで、素朴でしかし清潔なトルッリのレジデンスに泊まることができたし、夜遅くまで飲んで話すことができたのは、望外の喜びであった。

日曜日ということもあって、町は観光客でいっぱい。昼間の中心街は、まるで新宿か渋谷のような混雑であった。
夜になっても、周辺の町や村からの人も含めて大賑わいである。仮設の遊園地ができて、夜遅くまで子どもたちの歓声が聞こえ、広場ではロックコンサートが開かれていた。
もちろんイタリア名物、とくに南イタリア名物の「おやじ軍団」は、朝から晩までヒマ人パワー全開である。
それにしても、こんな賑やかなアルベロベッロは初めてである。電飾は、前夜祭から合わせて3日間、少しずつ点灯する数を増やしていくとのこと。残念ながら2泊の滞在では、全点灯を見ることはできなかった。
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