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2006-02-11

ストロンボリ

 「ストロンボリ」という名前を聞いて、「ああ、あの映画か」とピンとくる人は、かなりの映画好きかもしれない。
 私は、とくに映画好きというわけではないが、「無防備都市」や「戦火のかなた」で有名なイタリアのロベルト・ロッセリーニが監督をして、かの有名なイングリッド・バーグマンが主演した映画というので、どこかの名画座だったか、イタリア映画の鑑賞会だったかに見にいったことがある。

夕焼けのストロンボリ

 なにしろ、バーグマンがロッセリーニ監督の映画を見て、いっぺんに惚れ込み、夫と子を捨ててロッセリーニのもとに走ったというエピソードを聞くと、見ねばなるまいと思ったわけだ。

 あらすじはといえば、戦争難民となってイタリアの収容所に入れられたリトアニア出身の女性(バーグマン)が、収容所を脱け出すためにストロンボリ島出身の男と結婚。
 彼の出身地である島にいってみたら、古い因習と、活火山をかかえる過酷な自然に直面して苦労したという話である。
(この説明じゃ、身も蓋もないか)

 どうも、バーグマンと結婚してからのロッセリーニの映画は評判がよくないが、この映画も当時の批評はさんざんだったと聞く。
 確かに、それまでのロッセリーニの映画とくらべると、タイプはまったく違うのだが、そこまでひどい駄作とも思えない。
 まあ、いずれにしも、バーグマンの存在感はさすがで、また、それとともに画面に映し出された野性的なストロンボリの姿は魅力的であった。

 もっとも、避難民のわりには、一寸の隙もなく化粧をしているバーグマンを見て、ちょっと違和感をもったが、まあ許そう。
 なんといっても、あの「カサブランカ」の主演女優バーグマンだから。

トロペーアから見たストロンボリ

 まあ、そんな記憶を頭の隅において、カラーブリアの西海岸から見たストロンボリの姿は格別であった。
 よーく見ると、山の上から噴煙が出ているのも見える。
 西海岸を走る列車の窓から、ずっとストロンボリを眺めていても飽きなかった。

 そういえば、ラメーツィア・テルメからローマに向かう帰りの飛行機の窓からは、シチリアのエトナ山とストロンボリとが、ともに頂上から噴煙を出している姿が眺められたっけ。
 実に見事な光景だったが、もうカメラは収納棚の中にしまってあったので、写真に撮ることができなかったのは残念である。

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イタリアの旅 北から南まで」カテゴリの記事

コメント

ジョバさん、全然気にしていないのでご心配なく。
よく間違える人がいますんです。
二邑亭を含めて、自分の姓名にちなんだとはいえ、いいかげんにつけたハンドルネームですしね。
そもそも、私の本名からして、最初から間違いなく呼ばれたことがあまりありませんし。

おはようございます♪朝のブログチェックです(^^ゞ
ではなくて…………ガーン!と固まるあたし…
>私は駄菓子屋じゃなくて、駄菓子ですよ~ん。
す、スイマセン………ホント失礼しました…
私、ずっ〜っと「屋」付けで呼んでいたのではないかと(汗)
QLINIQUE〜クリニークを、CINQUE〜チンクエと読んでしまうオッチョコチョイなもんで(ってカンケ〜ないしぃ!!)
どうかお許しくださいませ…m(_ _)m 

ジョパさん、お久しぶり!
ジョバさんのブログも見つけたので、これからもたっぷりコメントつけますね。
カラーブリアは情報がないぶんだけ、ハプニングがあって楽しいですよ。
旅行者には便利じゃないところもあるし、同じ南部でもプーリアやシチリアとは違って、人間が引っ込み思案なのですが、ジョバさんなら全然問題なく旅行できると思います。
ちなみに、ストロンボリは海を望む街じゃなくて、この写真の島ですぜ。(まあ、海を望む街には違いないか……)
ちなみに、私は駄菓子屋じゃなくて、駄菓子ですよ~ん。
そんじゃ、また。

駄菓子屋さん、こんにちわ〜
実はこちらのカラブリア記、行ってみたいなぁ〜と秘かに愛読してたんですよ〜(スイマセン、こっそり見…で(^^ゞ
ストロンボリやトロペアといった海を望む街も…ですが(海好き)魅力的な山岳都市もあって野趣に富んでますよね〜。駄菓子屋さん、実にいろんな所行ってるじゃないですか?情報が多くないカラブリアなのに、さすがっ!です♪
今年はプーリア再訪なんですが、こぅコレ読んでると、私にとって未開の地、カラブリアにたまらなく行きたくなります(おいおい!プーリアは?(笑)行く機会があれば、是非ご教授賜りたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします♪♪

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