山岳都市の階段路地
山岳都市のなかを通る道は、坂道だけではない。公道が階段となっていることも多いのだ。
日本でも、青森の龍飛岬には階段の国道もあるし、尾道の市内は階段だらけではある。
まあ、あんな階段の道が、そこらじゅうにあると思っていただきたい。
最初のうちは、うっとうしいと思っていた階段路地(階段道路)だったが、階段になっていない急坂を走って昇り降りして理解できた。
あまりの急坂になると、ひざががくがくしてたまらない。
むしろ、階段になっていたほうが楽なことに気がついたのだ。
そんな目で見ると、狭くて急な階段路地も、味わいがあるように見えてくる。
こんな町にいると、バリアフリーもユニバーサルデザインもあったものではない。
むしろ、毎日こういう道を歩いていたら、足腰が鍛えられて丈夫になるかも。
でも、体が本当に動かなくなったら、さすがに困るだろうなあ。
そして、山岳都市の町中で写真を撮ると、どうしても縦位置になってしまうのであった。
« 山岳都市を走る車 | トップページ | イタリア本土とシチリアを結ぶ船 »
「イタリアの旅 北から南まで」カテゴリの記事
- 夕暮れのロッサーノ・カラブロ(2024.08.26)
- ビザンティンの残り香 丘上の町ロッサーノ・カラブロ(2024.08.25)
- 800体のしゃれこうべが眠る平和な保養地オートラント(2024.05.12)
- 尖塔そびえる静かな田舎町ソレート(2024.04.30)
- 陽光ふりそそぐガッリーポリ(2024.04.29)
コメント