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2005-06-01

函館で途中下車

 30日は、札幌から函館に列車で移動。
 本州の人間にとっては、札幌も函館も近くにあると思いがちだが、これが大間違い。
 特急で3時間以上かかるというのは、わかっちゃいたけど、やはり遠い。

函館の裏町

 前日は、弟の車で北海道700キロを走破。仕事は順調だが、さすがに疲れた。

 次の目的地は盛岡、仙台。当初は経費と時間の節約のために、夜行フェリーを使おうと思ったが体力を考えて断念。かといって、飛行機も時間が中途半端だとわかる。
 結局、札幌駅で東京までの乗車券を買い、途中下車しつつ南下することにした。

 それにしても、札幌は晴れて25度という夏日。函館までの沿線では、曇ったり雨が降ったりしていたが、函館についたらすっかり青空。
 しかも、湿度は低く、すっきりしている。
 「ふふふ、やっぱりふだんの行いがいいからな」

 まさか、翌日、その思い上がりの報いがくるとは、このときは知る由もなかった。

函館駅ホーム

 さて、函館の駅は改装され、すっかり明るくなっていた。
 最近の新しい駅のいいところは、地上の出口から、歩いて町に出られることである。
 しかも、この駅はホームも改札口も地平だから、その点は極めて楽である。

 10~20年ほど前にできた大きな駅では、歩行者は地下道を通らされたり、不自然に大歩道橋(ペデストリアン・デッキというらしい)に上げられたりで、実によろしくない。
 盛岡なぞは、新幹線の改札が2階にあり、出口は1階、さらに地下道をくぐらないと町にでられない構造となっており、訪れるたびに気が重くなる。

 とまあ、そんなことを思いながら、駅の近くで海鮮づくしの昼食をとった私であった。
 時間もないし、函館にも何度も来たことがあるので、観光地に向かうまでもない。
 駅前をぶらぶらして、デパートの地下にある古本屋を覗いて帰ってきた。

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