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著書

  • 『ひたすら眺めていたシベリア鉄道』(私家版)
  • 『日本懐かし駅舎大全』(辰巳出版)
  • 『鉄道黄金時代 1970s──ディスカバージャパン・メモリーズ』(日経BP社)
  • 『国鉄風景の30年―写真で比べる昭和と今』(技報堂出版)
  • 『全国フシギ乗り物ツアー』(山海堂)

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2005-03-10

与勝半島で思う

 短いながらも、どっぷり沖縄につかったこの旅行も、いよいよ最終日。
 夜8時10分発の飛行機まで、精力的に動き回る……はずだった。
 だが、未明までの酒がたたって、ひどい二日酔い。
 11時のチェックアウトぎりぎりまで寝て、バスで与勝半島(与那城町、勝連町)に出かけることにした。

 それにしても、前日朝までは何十年に一度という寒さだったというのに、この暑さはなんだ。
 晴れたとたんに気温が上がってきた。乗ったバスにエアコン(もちろん冷房)が入っていたのには驚いた。

与那城町の中心部

 那覇からコザを通って与那城町の屋慶名(やげな)バスターミナルに達するバスは、経由地は何種類かあるものの、すべて合わせると5~10分おきに出ている。
 もっとも、日中のバスにはせいぜい数人しか乗っておらず、今回も最後の20分ほどは私が唯一の乗客であった。
 会社の経営状態がちょっと心配である。

 さて、与勝半島の北側にあたる与那城(よなしろ)町の中心部では、この写真のような狭い道を大型バスがすれ違っていく。
 古い家も道沿いに少し残っており、なかなかいい雰囲気だ。

 とはいえ、ここでも開いている店はなく、ひっそりとしているのが寂しい。
 営業しているのは、郵便局と銀行くらいだった。

 また、この町の北側には、珊瑚礁の上に“海中道路”と呼ばれる橋がかかり、平安座(へんざ)島、宮城島、伊計(いけ)島、浜比嘉島に通じている。
 橋のたもとまで出かけてみると、なかなか豪快な眺めである。
 全部の島を渡ってみたいが、車で行ってもかなりの距離になる。

 まあ、それでもミニバスが日に数本走っているというので、今度来たときに乗ってみよう。前日の夜は深酒をしないようにして……。

勝連城からの眺め

 与勝半島の南側は勝連(かつれん)町。
 ここにある勝連城跡は、「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として、首里城(石垣)や中城城、座喜味城などとともに世界遺産に登録されている。
 バス停の西原から徒歩5分。入場料は無料。
 高台に築かれた石垣を、下の道から見上げると、まるでスペインかフランスの城砦のようであった。

 ここまで来る観光客は少ないが、晴れていれば眺めは最高。
 北は遠くやんばるの山から、海中道路の先に並ぶ島々、南は泡瀬干潟、遠く中城城まで一望できる。
 一人で来てよし、二人で来てもまたよしの、お勧めスポットだ。

 ところで、一人満足感にひたりつつ町中に下りてきた私の目に、「勝連町役場閉庁式典」という文字が飛び込んできた。
 そう、具志川市、石川市、勝連町、与那城町は4月1日に合併。「うるま市」となるのである。

 それにしても、この市名は……。
 「うるま」とは、沖縄言葉で「珊瑚の島」といった意味ではないか。沖縄全体の雅名といってもいいだろう。
 それを使ってしまうとは、なんと大胆な。もっと、地域に密着した名前にしてほしかったなあ。
 それに、「うるま」を独占してしまったら、ほかの市や町の立場はどうなるんだろう。八重山諸島や宮古島の立場もね。

 と、そんなことを考えつつ、コザに戻るバスに乗り込んだ私である。
 そして、座席に座ったとたん、4日間のハードスケジュールの疲れがいっぺんに襲ってきた。
 エアコンが入っていない暖かい車内で、あっというまに居眠りをはじめてしまったらしい。

【2005年3月 沖縄本島路線バスと民謡酒場の旅・完】

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