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2004-12-01

ずどぅるっちょろの町

「カストロヴィッラーリに行くバスはどこですか?」
「ん? ああ、カストロヴィッラリね、あっちだよ」

「ペンテダッティーロに行くにはどうしたらいいの?」
「そうねえ、ペンテダッティッロに直接行くバスはないんだよ」

「このバスって、メリート・ポルト・サルヴォの駅に行く?」
「ああ、行くよ」
 約15分後。
メーリトの駅は、ここで降りて、通りを右にまっすぐ」

 このように、今回の旅行では、イタリア語のアクセントをやたらに間違えた。

カストロヴィッラリの水飲み場
 イタリア語のアクセントは、単語の終わりから2つ目の音節(まあ、2つ目の母音と考えてもよい)に置かれることが多い。
 やや強く発音するだけでなく、ちょっと伸ばすのがミソである(伸ばすかどうかは、後ろにくる子音にもよるが)。

 だから、パニーノとかペペロンチーノなんていうのは、いかにもイタリア語っぽく聞こえるわけだ。
 地名も同様である。ミラノは本当はミラーノだし、アッシジはアッスィーズィなのである。

 そんなわけだから、イタリア語をはじめたころは、「こりゃ、覚えることが少なくて楽チンだ」と思ったのである。
 ところが、だんだんと勉強が進んでいくうちに、この法則には例外の多いことがわかってきた。
 人名のマリオはマリーオじゃなくてマーリオ。地名でも、ナポリはナーポリ、ジェノバはジェーノヴァというふうに、終わりから3番目の音節にアクセントのある「ズドゥルッチョロ(Sdrucciolo)」の単語が意外に多いのだ。
 しかも、イタリアの辺境に行くにつれて、そんな地名が多くなる。シチリアやサルデーニャ島に行ったときもそうだったが、今回は本当にまぎらわしかった。

メーリト・ポルト・サルヴォ駅
 そもそも、カラーブリアという州の名前自体がズドゥルッチョロである。
 しかも、モラーノ・カラブロに行ってまたびっくり。「カラブロ」とはカラーブリアの形容詞の古形だから、「カラーブリア」に習って「カラーブロ」となりそうなもの。
 だが、どうしても、終わりから2番目にアクセントを置きたくないらしい。「カーラブロ」なのである。実に見上げたズドゥルッチョロ根性である。

----ホントにイタリア語の地名は厄介だな。
 と憤慨したところで気がついた。
 日本の地名である。音読みがあったり訓読みがあったり、重箱に湯桶は数知れず。慣例的なおかしな読みが満載である。少なくとも地名や人名の表記に関しては、これほどわかりにくい国はないだろう。
 そういえば、新宿駅のホームで中国人らしき女性に「サンシュー線はどこですか」と聞かれたことがあったっけ。即座にこれが山手線とわかった私は天才(だった)かもしれない。

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コメント

RとLの区別は、日本人にとって永遠の課題ですよね。
それにしも、moltoとmortoがごっちゃになると、やっぱりマズいか (^^;;
あとは、trovareやprendereのように、rの前に子音がくるときも、日本人は気をつけるようにいわれましたっけ。
どうしても、torovareやpurendereと、母音を入れてしまうっていうので。
そういえば、ニョッキのgnの発音を、列車の中で行きずりのイタリア人に練習させられたことがあります (^^;;
しっかりと鼻に抜けないといけないんですね。

私はよくイタリア人に、
RとLの発音を注意されます。
moltoとmorto・・・などなど。
気をつけてるつもりでも、
微妙に違うみたい。。。

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