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2004-11-04

イタリアの不思議なネコ

 ネコが好きである。
 町で知り合いとすれ違っても気づかないことはあるが、ネコの存在なら数十メートル離れていてもわかる。

 だから、イタリアに行くと、たくさんのネコが目に入る。うれしいのは、小さな町の旧市街。道も狭く、めったに車が通らないから、ネコが悠々としている。
 その点は、東京の下町の路地や墓地にいるネコと共通したところがある。
 今回も、かわいいネコ、図々しいネコなど、さまざまなネコを見たが、なかでも印象に残ったのが、ここで紹介する2匹だ。

荷台の上のネコ
 まずは、トスカーナ州のコッレ・ヴァル・デルサで出会ったネコ。三輪の軽トラックの荷台に座って、上を見つめている。近くに寄っていっても気にかける様子がない。
 はて、何を見ているんだろう?

 と、視線の先を見てわかった。鳩が数羽、向かいの建物の窓に群がっているのである。
 だが、見ているだけではどうにもならないだろうに。
 とはいえ、その真剣なまなざしに痛く感動した私であった。

 もう1匹、カラーブリア州の西海岸、ディアマンテの旧市街で、不思議なネコに出会った。
 こちらは、ホンダのバイクの上に鎮座して、やはり上を見つめている。なかなか堂々とした姿である。

ディアマンテのネコ
 また、鳩でも見ているのか?
 と思って上を見たのだが、鳩はおろか、動いているものは何一つない。古いアパートがあるだけである。
----何を見てるんだろう?
 どう考えてもわからない。もしかすると……。

 ディアマンテの旧市街にある建物には、あちこちに壁画が描かれている。「壁画の町」として"町起こし"をしているのだ。

ディアマンテのネコ
 そのネコが見ている先にも、大きな壁画があった。この町に数ある壁画の中でも、有名なものの1つだ。
----このネコ、いや、おネコさまは、この壁画を鑑賞していらっしゃるのだろうか。

 そうとしか思えないご様子であった。
 少なくとも、私がそばにいた10分ほどは、ホンダのバイクの上で微動だにせず壁画を眺めていらっしゃったのである。
 恐るべし、ディアマンテのネコ。

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イタリアの旅 北から南まで」カテゴリの記事

コメント

もう、このディアマンテのネコなんて、人がなかに入っているンじゃないかと思うくらい、堂々としていましたよ。
なんか、人の言葉がわかるんじゃないかという雰囲気。
レオ君の愛らしさとはまた別の魅力はありますが…… (^^;;
そうそう、2002年にフォロ・ロマーノに行ったら、ネコがまったくいなくなっていたんで、全部駆逐されてしまったのかと心配していたんですよ。
(ネコのおしっこの臭いだけはしたんですが)
フォロ・ロマーノからコロッセオに逃避行したのかな?

うおぉぉ。かわいい~。
でもやっぱり顔はイタリア顔ですね~。
きりっとしてるぅ~。
うちのレオ君とは違いますね。
ローマのコロッセオでもたくさんの
野良ちゃんがいますよね。

albero4さん、こんにちは
leoさんのところでお見かけしています。
ずっとフィレンツェ在住なんでしょうか。
いいなあ。
住み心地はいかがでしょうか。
ところで、このネコ、ホントに立派でしょう!
イタリアのネコは、ずいぶん写真を撮ったので、
そのうち、まとめて発表したいと、もくろんで
います。

バイクの上の猫、堂々としていますね。
さすがイタリア育ち!と拍手したいくらいです。

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