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2004-10-08

辛ーブリア州は刺激的

 カラーブリアは、辛いもの好きにはうれしい町である。どちらかというと刺激の少ないイタリア料理にあって、ここの郷土料理は唐辛子をたっぷり使ってあるのが特徴だ。民家の軒先に、大きな唐辛子が干してあるのも目につく。
アルトモンテで食べた唐辛子のから揚げ


パスタはもちろん、肉料理もピリ辛のものが必ず置いてある。これは、高級なレストランでも同じようだ。
 親しくなったバスターミナルのバールのにいちゃんから、ドイツのプリッツェル風のお菓子をもらったが、それもまたピリ辛だった。

 写真は、7日に訪れた丘上都市アルトモンテ(Altomonte)で食べた昼食の一皿である。地元でとれた材料をふんだんに使った前菜が提供されたなかのもの。甘い唐辛子のから揚げ、なすをペースト状にしたものから揚げ、ポテトコロッケである。
 昼は定食になっているのだろう、このほかにも、フンギ・ポルチーニをはじめとする各種のキノコ料理、生ハム、チーズなどが次々に出された。昼から地元産の赤ワインがうまい。

 おかげで、とうとうパスタまで達することができずに満腹になってしまった! 日本人の腹が小さいのかとも思ったが、隣のテーブルのドイツ人夫妻も同じところでギブアップしていた。
カストロヴィッラリの旧市街


 それでも、イタリア人の男2人連れは鶏肉まで食っていたのだから恐ろしいものである。

 交通は不便だが、こんな田舎にと思う場所に、ぽつりぽつりとウマそうなレストランが建っているのが不思議であり、魅力でもある。
「自然の材料をふんだんに使った料理は抜群だ」と、バス停で会った、出稼ぎ先のドイツから里帰りしているというおじさんが教えてくれた。

・きょうのひと言
「いやあ、楽な仕事だから! 日曜は休みだし」
 朝5時から夜9時までバスターミナルのバールで働いているマッシモ氏(男・推定年齢30歳)に、「働き者だなあ」と言ったところ--

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イタリアの旅 北から南まで」カテゴリの記事

コメント

エッ、奥さん帰しちゃったの?それはお寂しいこと(;_;)/~~~例のブツはくせがあるので、食べなれないと普通の人はダメなようです。それで、日本ではあんまり扱わなくなっちゃったみたい。感謝感激雨霰!!このお礼は皆さんに内緒で(^_-)-☆

あとでまたブログに書きますが、カラーブリアを満喫しきってしまったので(いい意味で)、妻を帰してからは別の地方にいくことにしました。
で、例のブツはその前に入手しましたぜ。
ちょっといい品ですよ。ふふふ。

とうとうカラーブリアですね!(^o^)
辛い料理が多いのはやはり南だからかな。美味しそうな料理ですが、イタリア料理は味付けはシンプルだから素材の良し悪しで勝負ってとこは和食と同じですね。この前飲んだイタリアビールはメキシコのビールみたいであっさりしてましたが、そっちではワインのほうが好まれてるんでしょう?ドルチェは何が美味しいのかな?う~~ん、イタリアン食べに行きたくなってしまいましたが、今日午後は東京に超大型の台風上陸予定、こもってま~す。(-.-)お手数ですがジャムの件よろしくお願いしますそれにしても、イタリア語ができると旅も何倍にも情報や知り合いが増えて、楽しそうですね!!

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著書

  • 社会人に絶対必要な語彙力が身につく本[ペンネーム](だいわ文庫)
  • 『ようこそシベリア鉄道へ』(天夢人)
  • 『定点写真でめぐる東京と日本の町並み』(青春出版社)
  • 『日本懐かし駅舎大全』(辰巳出版)
  • 『鉄道黄金時代 1970s──ディスカバージャパン・メモリーズ』(日経BP社)
  • 『国鉄風景の30年―写真で比べる昭和と今』(技報堂出版)
  • 『全国フシギ乗り物ツアー』(山海堂)
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