フィレンツェ・アルノ川のボート練習
イタリア旅行のポジフィルムができあがってきた。それに、デジカメ写真も大量にあるので、せっかくだから、現地からのブログに載せられなかった、どうでもいいエピソードを中心にして、写真をまじえてもう一度アップしてみようと思い立った。
いわば、「2004年10月イタリア旅行外伝」というところ。メインイベントのカラーブリアは後回しにして、立ち寄った順に、フィレンツェからはじめようと思う。
フィレンツェに着いたのは、1日の夜遅く。活動を開始したのは、翌2日になってからだった。
ホテルは、ミケランジェロ広場の下にある「Hotel David」 (ホテル・ダーヴィデ)。これで、3回目の利用である。写真のような素敵な3つ星のホテルで、本当はあまり人に教えたくない。難点は中心部から遠いこと。でも、朝の散歩にはちょうどいい距離だ。
さて、2日の朝、妻と二人でアルノ川沿いを歩いていると、下流からボートがやってくるではないか。かなりのスピードである。
よく見ると、ボートを漕いでいるのは、みな40過ぎとおぼしき中年男たち。かなり腹が出ているのもいる。そして、驚いたのは、舳先で声をかけているのが、うら若き女性だったことである。しかも、遠目であるが、なかなかの美人。
ボートに向かって手を振ったら、女性はなぜか照れている様子。もちろん、おじさんたちはボートを漕ぐのに懸命で、私たちのことは目に入らなかったに違いない。
やがて、ボートは私たちのいる橋の手前までくると、そこでUターンをしていった。
「やっぱり、指導者が若い女性だと、おじさんたちは張り切るのかなあ」
妻はうれしそうに言った。
なるほどね。イタリアには、そんなカルチャーセンターかスポーツセンターがあるのかもしれない。日本でも探してみるか……。
それにしても、必死のおじさんたちと若い女性というコントラストには、思わず頬がゆるんでしまった。
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