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2004-10-31

フィレンツェ・アルノ川のボート練習

 イタリア旅行のポジフィルムができあがってきた。それに、デジカメ写真も大量にあるので、せっかくだから、現地からのブログに載せられなかった、どうでもいいエピソードを中心にして、写真をまじえてもう一度アップしてみようと思い立った。
 いわば、「2004年10月イタリア旅行外伝」というところ。メインイベントのカラーブリアは後回しにして、立ち寄った順に、フィレンツェからはじめようと思う。
フィレンツェのホテル

 フィレンツェに着いたのは、1日の夜遅く。活動を開始したのは、翌2日になってからだった。
 ホテルは、ミケランジェロ広場の下にある「Hotel David」 (ホテル・ダーヴィデ)。これで、3回目の利用である。写真のような素敵な3つ星のホテルで、本当はあまり人に教えたくない。難点は中心部から遠いこと。でも、朝の散歩にはちょうどいい距離だ。

 さて、2日の朝、妻と二人でアルノ川沿いを歩いていると、下流からボートがやってくるではないか。かなりのスピードである。
 よく見ると、ボートを漕いでいるのは、みな40過ぎとおぼしき中年男たち。かなり腹が出ているのもいる。そして、驚いたのは、舳先で声をかけているのが、うら若き女性だったことである。しかも、遠目であるが、なかなかの美人。
アルノ川のボート

 ボートに向かって手を振ったら、女性はなぜか照れている様子。もちろん、おじさんたちはボートを漕ぐのに懸命で、私たちのことは目に入らなかったに違いない。
 やがて、ボートは私たちのいる橋の手前までくると、そこでUターンをしていった。

「やっぱり、指導者が若い女性だと、おじさんたちは張り切るのかなあ」
 妻はうれしそうに言った。
 なるほどね。イタリアには、そんなカルチャーセンターかスポーツセンターがあるのかもしれない。日本でも探してみるか……。
 それにしても、必死のおじさんたちと若い女性というコントラストには、思わず頬がゆるんでしまった。

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