聖も俗もあるアッシージ
聖フランチェスコの町・アーシッジは、前日にあった年に一度のお祭りの余韻が残っていた。道理で、どのホテルも満員だったわけである。結局、中心街からはずれたところにあるこぎれいな2つ星ホテルに宿泊した。
もっとも、設備は3つ星以上といってもいいくらい。1969年には、当時まだ枢機卿だったヨハネ・パウロ2世・現ローマ法王が仲間3人と泊まったというところである。
それにしても、アッシージといえば、宗教的な雰囲気がただよい、ちょっとばかり堅苦しい町という印象があったが、この喧騒はなんだ。
町のメインストリートは屋台で埋まり、身動きができないほどである。食べ物屋や道具屋だけでなく、ペットショップまでさまざまな屋台が開いている。
地震で一部が崩れたフランチェスコ教会は、しっかりと修復されてその傷跡は外側からではわからない。だが、貴重な壁画の一部は無残に変化して、まるで火災後の法隆寺金堂の絵のようであった。
それにしても、よく歩いた。町全体を写そうと思い、山から徒歩で降りてうろうろしていた。そんなときに出会ったのが、この写真にある農作業のおじさんたちである。
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