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2004-10-17

成田でギネス

 10月16日、11時間のフライトを経て、午後4時ごろ成田空港に到着した。
 空港から京成の電車に乗って、いつものように成田駅で下車。成田市内でギネスビールを飲む。
 海外から帰ってくると、必ず成田の市内をうろつくことにしている。海外旅行の気分をちょっと冷ましてから、大都会の日常生活に戻ろうという魂胆である。まあ、いってみれば、成田という町を緩衝役にしているわけだ。
成田山の参道で飲むギネス1パイント


 なかでも、成田山の参道にあるこの店は、店の一部が道に面したオープンカフェになっていて(屋根もついている)、なかなか気分がいい。ただでさえ無国籍な雰囲気のところに加えて、目の前の道には航空関係者と思われる外国人が行き来して、独特な雰囲気をかもしだしている。

 それにしても、今回の旅行は、これまで以上にイタリアに染まり切ったという印象が強い。これで、プログでも書かなかったら、頭の隅から隅までイタリア化されていたに違いない。
 現に、ビールを飲みながらぼんやりとしていると、目の前を歩いていく高校生を見て、思わず心の中で叫んでしまう。
「あ、東洋人だ!」「日本語を話しているぞ、日本人じゃないか!」
 こんなことを思うのは、20年以上も前に、半年ほど日本を留守にしたとき以来である。
「こりゃ、ちょっとリハビリが必要かも」とは思うものの、そんなヒマはない。目の前には仕事が山のように待っているのだ。そもそも、仕事をしないことには旅行の支払もおぼつかない。
 そんなことを思うと気が重くなってきたので、ビールをもう一杯飲むことにした。
 ……

 とまあ、こんなわけで2週間のイタリア旅行は幕を閉じました。ご愛読ありがとうございます。
 今回のイタリア旅行をきっかけにはじめたブログですが、「いつも旅ごころ」というタイトルのとおり、本当に旅をしていなくても続けていく予定です。もちろん、国内旅行や近所の散歩の話も、随時アップしていくつもりです。
 とりあえずは、あと2回ほど、今回のイタリア旅行のまとめでもしてみようかと思っています。
 それでは、今後ともよろしくお願いします。

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  • 社会人に絶対必要な語彙力が身につく本[ペンネーム](だいわ文庫)
  • 『ようこそシベリア鉄道へ』(天夢人)
  • 『定点写真でめぐる東京と日本の町並み』(青春出版社)
  • 『日本懐かし駅舎大全』(辰巳出版)
  • 『鉄道黄金時代 1970s──ディスカバージャパン・メモリーズ』(日経BP社)
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