西表島 路線バスで村めぐり(12)祖納(その1)
干立から10分ほど歩いて、島でもっとも古いという祖納(そない)集落に到着。集落内に起伏があるのは、ほかの集落にない特徴だ。
そして、見るからに年季が入った家屋が多く、いかにも歴史を感じさせるたたずまいであった。
祖納という地名は、与那国島にもあった。語源は不詳のようだが、高台のある土地を指すという説もあるようだ。
上の写真は、昔ながらの赤瓦の家だが、白壁に赤瓦か陶器の破片らしきものを散りばめているのがおしゃれ。
外壁を塗り直すときにそのようにしたのだろうか。
長寿坂という名の坂上にある由緒ありそうなお宅。ヒンプン(家の入口の目隠し)がブロック塀なのは今どきだが、ちょっとしゃれている。
BSアンテナも設置して、過去と現在がうまく調和した民家である。
坂道の上の四つ角で、赤子をおぶった30代くらいの西洋人男性とすれ違った。
彼は流暢に「こんにちは」というので、ここに住んでいる人なのだろう。
坂道を下ると海が見えてきた。伝統的な石垣に囲まれているのは、なんと茅葺きの家である!
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